HR/HMを聴き始めたのは確か10歳。オジー・オズボーンのミスター・クロウリーのイントロで何かが目覚めた。ギターのこともよくわからないのにランディ・ローズ(その時すでに故人)の演奏には美学を感じ、心底しびれた。
1つのことに全力で取り組むタイプの私は別ジャンルの音楽を聴き込むとそればかり何年も掘り下げるため、これまでの人生で何度かロックを離れたこともあったが、基本的にはロックが核となっている。
子供の頃はロックどころか洋楽を聴く人すら周りに居ず音楽の話題については常にマイノリティだった。が、奇跡的に今ロック仲間がいて、先日MSGのライブに誘われた。
ウリ・ジョン・ロートの訃報以来気分が落ち込み気味だったが、テンション上がった!!偉大なアーティストも歳を重ねて、病気を患う人も出始め持病のある人は少しづつ重くもなってきている年代、行けるだけ行っておこうと思った。
入場の行列は、一見どんなアーティストのライブか見当がつかない印象。年齢層は幅が広いがピークは50代後半~60代ではないだろうか。そんな大先輩達がこんなに行列を作っているのかと思うと嬉しく思った。
座席の決められているホールよりもやはりライブハウスは良い!
そしてミヒャエル、カッコ良過ぎ!技術ももちろんだけど演奏する姿勢が良い。自己陶酔のような動きではなく常に観客とコミュニケーションをとっている。体つきはかなりの痩せ型だがギター弾く腕は筋肉質のままだ。
好きと得意と才能を仕事にできるなんて恵まれているし、こうしてニーズもあってそれに応えてくれているのも素晴らしいことだと思う。
世の中99%以上が凡人で、自分も例に漏れず凡人だが、こういう何かを与えてくれるアーティストの活動を凡人として支えていきたいと思った。