昔から国内アーティストの流行りには疎い。一桁年齢の子供の頃から洋楽を聴いていたからだ。上に兄弟がいる場合、こういう事がよく起こる。
が、
偶然聴いて即ファンになった国内アーティストも居た。
札幌市内にDAISOという100均のビルがある。かつて、そのビルはプリヴィというなかなかオシャレなビルだった。ワークブーツが欲しくて兄に見立ててもらうため、このオシャレなプリヴィのエントランスで待ち合わせた。
私と兄の待ち合わせはどうしたか度々行き違う。
携帯が普及する前の話である。
そこで待っているしかなかった私は目の前で繰り返し流される映像を一時間弱見ていた。
moon child
https://m.youtube.com/watch?v=D8_p5pMzkyM
洋楽ロックばかり聴いていた私だったが、ICEというアーティストの虜になった。
同じ年か翌年か、
slow love
https://m.youtube.com/watch?v=59YHV9BXNdw
国岡さんは歌唱力は普通だが、声に恵まれた。艶っぽく透明感があり、涼しげ、これは練習で手に入るものではない。
slow loveが出た頃には私のほかにもクラスで何人かファンが居た。
当時何が流行って居たのかあまり覚えていないが、いわゆる「大ブレイク」はしていなかったと思う。
しかも作曲を手掛けていた宮内さんは若くして病死。
20年以上経った今聴いても曲のセンスの高さを感じる。カッコイイ・・・
恵まれた声も永遠ではない。
いつのライブかわからないが、艶はあるが透明感は若い時期の宝物だったのかもしれない。
slow love(live)
https://m.youtube.com/watch?v=6LitiNqiGkY