今でもネットではミスタッチやミスの多さをドヤ顔で貶す記事を散見する。
私は思う。
今更?と。
フジコには伝えたい音楽があるし、民衆側にも聴かせてほしいというニーズがある。成立しているのだ。私みたいなピアノど素人な人間もフジコに夢中なのである。
いつからかクラシック音楽が高尚な趣味のようになってしまったが、専門家がどんなに絶賛してもそれがニーズになるとは限らない。
音楽の価値を決めるのはいつの時代も民衆である。
今月のフジコのリサイタルではカンパネラで演奏が止まるほどのミスがあったが、それでも次のリサイタルのチケットを本日、取った。
「ぶっ壊れそうな鐘があったっていいじゃない、機械じゃないんだから」(『ラ・カンパネラ』について)
ぶっ壊れても叩けば鐘は鳴る!!!!壊れてても優しく鳴る!!!!
フジコが叩き続ける限り私は聴く。でも、体は大事にしてほしいと思う。