半期に一度札幌に来てくれているフジコ
初めてリサイタルを聴きに行って以来欠かさず観に行っている。
御歳89歳のでぇベテランだ。
最近、自分の中で彼女の存在が次元を超え神格化されてきたことに気付いた。コンサートホールへ向かって歩いている間、音楽を聴きに行くというよりも神に会いに行くような気になっていた。
そんなフジコの今回のカンパネラ、無事完奏。超絶技巧の難曲なのでどの辺りがどう難しいのかは解らないが前々回も前回も今回も曲の途中で突然演奏が美しくなるのがわかった。この曲における峠みたいのがもしかしたらあって、峠を越えると安心して演奏できるのかもしれない。それが後半部分だからホントなら苦労が積み重なる箇所のはずなんだけれども。
「ぶっ壊れそうな鐘があったっていいじゃない」
というご自身の名言がある。高いチケット代を惜しまず聴きに行っている客ならこの言葉は知っているはず。我々はぶっ壊れそうな鐘を聴きに行っている。序盤でハラハラしてしまうのは私に覚悟が足りなかったせいだ。
このまま鳴らし続けたらそのうち本当に壊れてしまうかもしれない鐘をフジコが鳴らすと決めたらその都度聴かせてもらおうと思う。
次は冬かな〜🥰
楽しみ✨😆✨