monsolbier’s blog

日記代わりの地味ブログです。

CHAIN OF SURVIVAL

講習では担当者と役割を決めてデモを受講者に見せていたが、大根役者もいいところである。

なので、下手な寸劇を見せるよりもプロの俳優さんの演技に頼る事にした。

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この方がはるかに解りやすいし受講者もイメージつきやすい。ちょっと高すぎだが次のガイドライン更新までは使えるし、これで受講者のスキルアップがスムーズになるなら致仕方なし。

あまり親切なセットではなくどのセクションに何分かかるのかトータル何分なのかも解らないため最初から最後まで鑑賞(?)して所要時間を記録した。

臨床の場にいるとクライアントがどこまでピンチになれば他者の手を借りて良いのか迷うケースが多い。昔と比べると他科コンサルタントは当たり前になって来てはいるものの、ピンチが大ピンチになり心肺停止に陥ってコードブルーが発動というのが99%ではないだろうか。心肺蘇生は確かに重要だが、心肺停止にさせないことは更に重要である。

ACLSのDVDには緊急システム要請の基準が示されていた。
[ METおよびRRTに出動を要請する基準 ]
・気道が危険な状態
・呼吸回数が<6回/分、または>30回/分
・心拍数が<40回/分、または>140回/分
収縮期血圧が<90mmHg
・症候性高血圧
・予期せぬ意識レベル低下
・原因不明の興奮
・痙攣発作
・尿量の有意な低下
・患者に対する直感的な懸念

解りやすくて良い。
しかし問題は下二つだ。

尿量の「有意な」低下、そして、患者に対する「直感的な」懸念。

ある程度キャリアを積まなければハードルが高い。不安材料を共有できるよう、日頃からのコミュニケーションが大切だ。