研究はとても手間と時間のかかる面倒な作業だ。曖昧な表現が一切許されず何かを言い切るには既存の論文や予備研究等でのエビデンス等根拠が必要になる。
実態調査をするのに既存の尺度を使おうとすると、時に使用料が発生する。
自費
作成者が自由に使って良いと許可しているもしくは死亡している場合は無料。
以前、使用したい尺度の作成者の所属する研究室に電話したが全く繋がらず途方にくれた。メールも返信なし。そろそろ開始しないとまずい時期。チームは焦燥感に駆られた。
仲間は「いっそ死んでたらいいのに」「いや、死ね!」と呪いつつwikiで調べたらまだ生きている模様。
何処におるんや!!!
別の大学の図書館でその尺度について調べたら朗報。
『 営利目的で使用する場合は必ず作成者の許可を得ること 』
ヽ( ° ∀ 。)ノ 営利目的ではなーい
むしろ移動にかかる交通費や学会の参加費、コピー代等、、損失過多。
仲間は静かな図書館の本棚の間で静かに小躍りしていた。
「教授、死ねだなんて言ってごめんなさい!」
「もう死んでいようが生きていようがどうでも良いです!」
調査はまだ続いている。
教授、お元気だろうか。