大昔、
おたる水族館には小さな遊園地みたいなものが併設されており2人乗りの小型？のジェットコースターがあった。
田舎育ちで遊園地に対して常にハングリーだった我々兄妹は水族館に入る前にそこで遊びたいと盛大に駄々を捏ね普段は厳しい両親も旅先だからか承諾してくれた。
件の2人乗りのジェットコースターには父と2人で乗車。座席は縦列なので私が前で後ろが父だった。子供を視界から外すわけにはいかぬという安全のためというのもあるが、小さい子供が前席の方が2人とも前方がよく見えるという安心感のためもある。
恐らく初めて体験したであろうそのジェットコースター、めちゃくちゃ怖かった。
スリルなどとはジャンルの違う怖さで、身を投げ出される恐怖に襲われた。父も。
安全バー？の安定感が子供ながらに心許ないと感じたのはっきり覚えているが、あの時のことを今でも覚えている父が言うには、
「どういう作りなのか乗り物の底面に隙間があってレールやその下が見えて乗った瞬間ヤバいと思ったけど、もう引っ込みがつかなかった。」
「曲がり角でレールに傾斜がついてなくて、遠心力で車体ごと外側に放り出される力を感じた。」
「おまえはギャンギャン泣いてたけど、俺も泣きたかった。」
そんな思い出のジェットコースターに酷似したアトラクションがボリビアにあるらしい。
kentaroll様のチャンネル
https://m.youtube.com/watch?v=ZYFd4F_LPp0
U字ターンでもコース傾斜がほぼ、無い。
